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園芸薬品 基礎知識
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殺虫剤や殺菌剤にも沢山の種類があります。 その特性を知ることで、害虫退治や病気予防などをより効果的に行えます。 ここでは、殺虫剤の特徴をご紹介します。

接触剤
特長

害虫に直接かけ、接触させることによって退治する殺虫剤。 一般的に販売されてるものは、このタイプの殺虫剤が多いです。 すばやく害虫を退治する速効性に優れてますが、残効性に欠けます。 ※最近では改良され、浸透移行性剤のような残構成を持たせたものも増えてます。 その性質から、害虫発生のたびに散布する必要があります。 接触剤の多くは食毒性としての働きもかな備えており、 中にはガス効果(空気中にガスを発生させ、退治する)のある薬剤もあります。

主な薬品

直接噴霧でケムシ、イラガ等の高い所に生息する害虫や、近寄りたくない害虫を遠くから狙い撃ちできる、ケムシ用殺虫剤。速効性のほか、1週間程度の薬剤効果も持ち、散布後に発生した害虫も退治もできます。
家庭園芸の代表的な薬剤。 使用可能な害虫登録も多く効果が高い。 水で薄めて使う薬品で、広範囲の散布に向いてます。
様々な庭木やバラのカイガラムシを、2つの成分で効果的に退治。夏季だけでなく、冬季の越冬成虫にも効果があります。
浸透移行性剤
特長

散布後、薬剤成分が浸透移行(殺虫成分が取り込まれ葉や茎に徐々にいきわたっていく)し、長期間(約20〜30日間)効果が持続し、広範囲の園芸害虫の防除に適しています。 接触剤では防除が難しい、葉を巻いたりコブを作る害虫にも有効です。 一般的には速効性のある接触剤に比べ、遅効性です。 また、最近では殺菌剤との混合タイプもあり、殺虫殺菌の効果を併せ持つものもあります。

主な薬品

世界初、5種類の成分配合で、害虫に対する薬剤効果に速効性、持続性を持ち、病気に対しての予防、治療効果を持つ優れた殺虫・殺菌剤です。
家庭園芸初の粒状タイプの殺虫殺菌剤。病気に抵抗する強さを引き出し、植物を強くします。
野菜と果樹の病害虫防除におすすめのスプレー剤。 月に1回散布するだけで、アブラムシから植物を守ります。
物理的防除剤
特長

薬剤を散布することで、害虫や病原菌を膜で包み込みこむことで退治します。 天然物由来や身の回りにある成分を使った自然派志向の薬剤です。

主な薬品

様々な野菜やハーブ、果樹などで使えます。有機JAS規格(オーガニック栽培)で使用可能な食品成分から生まれた殺虫殺菌剤です。
誘引殺虫剤
特長

害虫を誘い出して退治する殺虫剤。 アリをはじめ、ヨトウムシ、ネキリムシ、ナメクジなど、被害に合う前に退治するため、 植物自体に害は受けないが、湿気を含むと効果が劣ることがある。

主な薬品

天然植物成分で誘引力を強化。 薬剤を巣に持ち帰らせて、分け与えることで巣の中のアリにも効き目を発揮する誘因殺虫剤。
植物の周りに撒いておくだけで、物陰に潜むナメクジを誘い出し、食べさせて退治。 ※夕方〜夜間にナメクジは活動するので、雨が降らない日の夕方に撒くのが効果的。
根本にバラまくだけで土の中に潜むネキリムシを誘い出し食べさせて退治する誘因殺虫剤。

いかがでしたか?
様々な害虫や病気にあわせて、対応する薬剤があり、その成分と効果も様々です。 また、園芸薬品のパッケージには、対応する害虫や病名が記載されてます。 ご使用の際は、よくパッケージを確認し、使用方法や使用回数をしっかり確認して 正しく使いましょう。


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